
本来ならば昨年の夏に飲まれるべきワイン
ラモレスカ・ロッソとラモレスカ・ビアンコは
樹齢の高い葡萄樹を使い、
力強いワインに仕上げていますが、
ロザートとネロカピターノに関しては若い樹を使って、
早く飲めるフレッシュなワインに仕上げています。
ですので、この2つのワインはリリースも早いんです。
今回入ってきたロザート2023とネロカピターノ2023は
イタリアでは2024年の6月にリリースされているんです。
ですが、日本の予約分は全然引き取られず…
我慢の限界を迎えたラモレスカは
稲垣商店に助けを求める事となりました。
当主、フィリッポにとっては自分の作品である、
子供でもあるワインですので廃棄するのも嫌ですし
最高の状態でないワインを理解されずに
飲まれるのも嫌となってしまいます。
狙いとは違うけど美味しい
ですが、飲んでみれば、悪いワインではなく、
落ちている訳でもありませんでした。
ただ、フィリッポが狙った、思い描いていたフレッシュな美味しさは、
確かにそこには無かったのです。
と、言う事で残念ながら造り手が狙った美味しさではありませんが
全く悪くない、いやむしろバランスよく感じる、
この2つのワインを特別価格でご案内します。
あんまり、いきなりの特別価格での販売って嫌なんですが
造り手にとっても、飲み手にとっても、サービス側にとっても、
理由を理解して頂いた特別価格は良い特別価格なのかと思います。
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